PC圧着関節工法

震度7に対応!
耐震性、耐久性に優れた
プレキャスト・プレストレストコンクリート

PC圧着関節工法は、PC圧着工法を飛躍的に進化させたプレキャスト・プレストレストコンクリート(PCaPC)工法です。
柱に設けた「あご」に梁を載せ、PC鋼材によって圧着接合することでラーメン構造を形成します。巨大地震時には、圧着部を人の関節と同様に稼働させて、地震エネルギーを吸収させる構造システムで、主要構造部材を健全な状態に保つことを原則とするため、繰り返す巨大地震にも対応します。
柱及び梁に3軸方向にプレストレスを与えていることから、制振性が高く、ひび割れを抑制できるため耐久性も向上します。
(一般)ベターリビング 一般評定取得

施工例

公立はこだて未来大学 写真 公立はこだて未来大学 写真

公立はこだて未来大学

PC圧着関節工法 PC圧着関節工法
PC圧着関節工法 PC圧着関節工法
PC圧着関節工法 PC圧着関節工法

施工例

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公立はこだて未来大学

PC圧着関節⼯法の理論

PC圧着
関節⼯法の理論繰り返す巨大地震に耐える工法

プレストレストコンクリート 写真

あごPC鋼材を有した接合部は、エネルギーを吸収する関節となり、
震度7の地震に遭遇しても人命と建物を何度も守ります。

1釣り竿理論

プレストレストコンクリート 写真

釣りの仕掛けにおいて、⼤きな⿂、⽯がかかった時に無理に引っ張ると道糸が切れたり、釣り竿が折れてしまいます。そこで、予め先端の釣り針のついたハリス部分だけ弱くして、そこだけ切れるようにしておけば、釣り竿や道糸は無事です。「釣り竿理論」は竿がに、道⽷がに、ハリス部分を⽬地部と考え、柱と梁には直接的なダメージを与えないという理論です。

2関節理論

プレストレストコンクリート 写真

肘などの関節は骨と骨が靭帯で強固に繋がれていますが、転んで手をついたときは、靭帯が伸び縮みしながら関節が回転することでショックを吸収して骨折を防ぎます。 「関節理論」はこの原理を⽤い、⼤地震時には接合部の回転変形によって⽬地部に変形を集中させて地震のエネルギーを吸収する理論です。

3制振効果

プレストレストコンクリート 写真

あらかじめ柱にプレストレスを与えることで、地震などの⽔平⼒を受けるときは抵抗する⼒(制振⼒)となり、⽔平⼒がなくなると元の位置に戻す⼒(復元⼒)となります。

43軸方向にプレストレスを

プレストレストコンクリート 写真

PC圧着関節⼯法は、3軸⽅向にプレストレスを与えることで、制振性、復元⼒を有する⾼耐震ラーメンフレームを構成します。

杭頭免震工法

PC圧着関節工法の潜在能力が開花
免震構造との組み合わせで
より低コストでご提供

免震構造とすることで懸念される地業・基礎工事の建築コストを大幅に削減できるシステムです。
耐震性・制振性が高いPC圧着関節工法を免震構造とすることで「耐震」「制振」「免震」の3拍子揃った構造システムを低コストで実現させました。BCP対策の一環として数多く採用されています。
(株)日本ERI 構造性能評定取得

PC-BEAM工法

PC圧着関節工法と鉄骨梁の融合で
合理的構造を追求

PC造と鉄骨造の特性をPC圧着関節工法のメリットで融合し、躯体の軽量化と耐久性を実現した複合構造システムです。梁の端部をPC造、中央部を鉄骨造とすることで、躯体の軽量化や優れた耐久性を幅広い用途で実現します。
(株)日本ERI 構造性能評定取得

PC-S工法

新発想! PC造と鉄骨造の異種部材を
圧着接合した新構造システム

RC-S混合構造の異種部材接合に生じる課題を克服した新発想な構造システムです。震度7級の繰返す激震にも、柱・梁の主フレームが健全であることを原則として構築します。
(株)日本ERI 構造性能評定取得

KTB外付けフレーム

高耐震フレームで
建物を使いながら耐震補強

PC圧着関節工法を応用した外付け耐震補強工法です。既存の建築物の耐震性を増強し大地震後も継続使用を可能にする工法です。
さらにKTB鉛直地盤アンカーとの併用による上下一体な耐震&制震構造を可能としています。
短工期、低騒音、そして建築物を使用しながらの施工が可能です。
(一般)日本建築防災協会 技術評価取得

プレストレストコンクリート工法

現場打ちコンクリートの
大空間づくりを自由自在に
ポストテンション工法により
プレストレスを導入

プレストレスを用いることで、大空間を構築する大スパンの梁を効率的に設計することが出来ます。また、梁だけでなく柱、床などで応力不利となる部分へ局所的に配置できるメリットがあり、設計者の意図を最大限に再現することができます。

PC合成床工法

多様な天井空間を創る、
高品質・高強度のPC合成床工法

KS床版をはじめ、プレストレスを導入したPC合成床工法は、PCa化した床版とコンクリートの一体構造で、高い床面剛性を保持し、遮音性能も優れています。小梁を除くことで、設備計画にも有効で、階高を抑えることも可能です。
また、PCa化したことにより天井面の意匠性が向上し、大地震時に落下する恐れがある天井材を無くすことが出来ます。

KTBアンカー工法

完全防錆・防食アンカー
多種多様に安定したアンカー力を供給

地すべり防止・擁壁の安定、橋脚の転倒防止、地下鉄構造の浮き上がり防止、丘陵地での斜面安定、砂防・山留め、護岸、岸壁、ダムの転倒防止など多種に用いらてれます。建築においても搭状比の高い建物や外付け耐震補強フレームの転倒防止などにも採用されています。

KTBアンカー工法 KTBアンカー工法

KTB・引張型SCアンカー工法

全素線塗装型PC鋼より線「SCストランド」「Ducst」を使用した、防食、防錆の高いアンカー工法です。シンプルな構造で、削孔の細径化を実現しました。

KTB・荷重分散型永久アンカー工法

荷重の局所集中を避けることができる世界で初めてのアンカー工法です。アンカー内に複数の耐荷体を設け、PC鋼より線をUターン配置することで、地盤に対しアンカー力を分散して伝達することができます。

鉛直地盤アンカー

搭状比の高い建築物や外付け耐震補強フレームに発生する引き抜き力、水圧による建築物の浮き上がり力などに抵抗できるアンカー工法です。
(一般)日本建築総合試験所 建築技術性能証明取得

Uターン除去アンカー工法

山留用の仮設アンカーです。PC鋼より線をUターン配置し、使用後に引き抜いて除去することが可能です。

KTB本設鉛直地盤アンカー

地盤にしっかり定着!
建物を転倒させない、浮上らせない

建築で発生する諸問題に対応できるように応用した鉛直型の地盤アンカー工法です。地震、風および水圧等による建築物の転倒や浮上がりを構造物と一体となって防止することができます。 本工法は、「荷重分散型」と「引張型」の2種類を用意しており、地盤の構成や引張力に応じて使い分けることができます。 新築、耐震補強に関わらず、地盤状況や施工状況を考慮して経済的に設置が可能な工法です。 また、建築物へ適用できるように技術審査証明も取得しているので、建築確認申請で対応できるようになり気軽に採用することが可能です。

KTB本設鉛直地盤アンカー KTB本設鉛直地盤アンカー

建築技術性能証明書
(一財)日本総合建築試験所
GBRC 性能証明
第14-32号

建築技術性能証明書

SPC合成桁橋

50m超える単純桁梁を実現!
スチール・プレストレストコンクリート
構造で橋脚を低減

I型断面の橋梁の上フランジに鉄骨を配置し、両端に外ケーブルを配置することにより張弦梁構造を形成し、中立軸を大きく引き上げることを可能にしました。また、圧縮縁側に鉄骨を配置することにより剛性を向上することが可能となり、内ケーブルと外ケーブルを併用することで効果的にプレストレスを活用できます。