黒沢建設株式会社

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ダックスト写真

Ducst®(ダックスト)

最強の二重防錆被膜を実現したストランド

PC鋼より線の心線一本一本に、亜鉛めっきとエポキシ樹脂静電粉体塗装を二重に施し、最強の防錆性能を有する超耐久性ストランドへ進化しました。

Ducst(ダックスト)とは?

「Ducst」(ダックスト)は、SCストランドで培った技術を余すことなく発揮した、最強の二重防錆被膜を有する超耐久性PC鋼より線です。

ダックスト写真

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Dual Ultra Coat

  • 「Ducst」は、全素線を亜鉛めっき被膜(一次防錆層)とエポキシ樹脂被膜(二次防錆層)にて防錆した、世界初の全素線二重防錆PC鋼より線です
  • 亜鉛めっきは、優れた防錆性能を有していますが、経年により亜鉛層が消費されるため、防錆性能保持期間が限られています。亜鉛層の外周にエポキシ樹脂層を設けることにより、亜鉛の経年消費を抑制します
  • エポキシ樹脂被膜は耐塩性、耐酸性、耐アルカリ性に優れていますが、被膜に傷がつくと、傷部の防錆性能は低下します。万一エポキシ樹脂被膜に傷がついても下層部の亜鉛めっきにより防錆性能が保持されています

防錆性能

溶融亜鉛めっきの腐食速度は、年間5〜10g/m²といわれています。このめっき腐食を抑制するために、めっき表面に素地調整を施して、エポキシ樹脂静電粉体塗装により、二次防錆被膜を形成します。素地調整により、一次防錆層と二次防錆層は完全に密着し、優れた防錆性能を発揮します。

機械的性質

PC鋼より線のような高張力鋼は亜鉛めっきを施すと、めっき温度の影響により機械的性質(引張荷重や降伏耐力)が低下します。「Ducst」は特殊製造法により裸PC鋼より線と同じ線径で同等の機械的性質を確保することに成功しました。

「Ducst」(Duc-S)

「Ducst」(Duc-S)写真

種類 防錆被膜または被覆仕様
JIS記号 呼び名 単位
質量
(g/m)
標準
外径
(mm)
標準
単位質量
(g/m)
標準被膜または被覆厚さ 被膜または被覆材料
a
(g/m²)
b
(mm)
c
(mm)
d
(mm)
a b c d
SWPR7B 7本より
12.7
774 13.9 800※ 270 0.2 - - 亜鉛
めっき
エポキシ
樹脂
- -
SWPR7B 7本より
15.2
1101 16.4 1131※ 270 0.2 - -

※参考値

「Ducstアンボンド」(Duc-U1)

「Ducstアンボンド」(Duc-U1)写真

種類 防錆被膜または被覆仕様(シングルシース)
JIS記号 呼び名 単位
質量
(g/m)
標準
外径
(mm)
標準
単位
質量
(g/m)
標準被膜または被覆厚さ 被膜または被覆材料
a
(g/m²)
b
(mm)
c
(mm)
d
(mm)
a b c d
SWPR7B 7本より
12.7
774 17.1 898※ 270 0.2 - 1.1 亜鉛
めっき
エポ
キシ
樹脂
- ポリ
エチ
レン
樹脂
SWPR7B 7本より
15.2
1101 19.6 1247※ 270 0.2 - 1.1

※参考値

「Ducstアンボンド」(Duc-U2)

「Ducstアンボンド」(Duc-U2)写真

種類 防錆被膜または被覆仕様(ダブルシース)
JIS記号 呼び名 単位
質量
(g/m)
標準
外径
(mm)
標準
単位
質量
(g/m)
標準被膜または被覆厚さ 被膜または被覆材料
a
(g/m²)
b
(mm)
c
(mm)
d
(mm)
a b c d
SWPR7B 7本
より
12.7
774 18.6 923※ 270 0.2 0.7 1.1 亜鉛
めっき
エポ
キシ
樹脂
ポリ
エチ
レン
樹脂
ポリ
エチ
レン
樹脂
SWPR7B 7本
より
15.2
1101 21.1 1273※ 270 0.2 0.7 1.1

※参考値

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Ducst(ダックスト)の主な用途

種類 記号 プレストレス
導入方式
主な用途
Ducst Duc-S プレテンション
ポストテンション
土木構造物、建築構造物、塩害地域橋梁、港湾構造物、海洋構造物、特に腐食環境の著しい場所の構造物に最適
Ducst
アンボンド
Duc-U1 ポストテンション 防食性と摩擦抵抗に優れているので、建築構造物や各種アンカー、特に腐食環境の著しい場所の永久アンカーや外ケーブル、斜張ケーブルに最適
Duc-U2

Ducst(ダックスト)の試験結果

性能試験結果

試験項目 試験名 規格 試験結果
防錆性能 塩水噴霧試験 JIS Z 2371 塩水に対して、十分な防錆性能のあることが認められた
乾湿繰返し
試験
社内規格 過酷な乾湿の繰返し状況でも優れた防錆性能のあることが認められた
耐アルカリ
試験
土木学会 アルカリに対して十分な防錆性能のあることが認められた
補修被膜部の防錆性能 JIS Z 2371 被膜補修部も十分な防錆性能のあることが認められた
被膜の
可とう性
補修被膜部の防錆性能 社内規格 R=32mm、180°ベンダー曲げ試験で曲げ部の内、外側ともに割れ、ふくれ、はく離等は確認されなかった
被膜の追随性 曲げ加工試験 社内規格 0.9Pyまでの緊張試験で、塗膜は十分に追随することが認められた
耐衝撃性 被膜の追随性試験 JIS K 5600 撃芯周りに割れ、ふくれ、はく離は確認されなかった
耐おもり落下性試験 社内規格 コンクリート床面と砂利面での引きずり試験とシース挿入試験で被膜に防錆性能が低下するような損傷はないことが認められた
被膜損傷試験 社内規格 腹圧を受ける箇所に多少の圧こんはあるものの防錆性能に異常のないことが認められた
機械的性質 曲げ引張試験 JIS G 3536 JISで規定するPC鋼より線と同等な引張強度のあることが認められた
引張試験 JIS G 3536 JISのPC鋼より線の規定を満足することが認められた
疲労強度特性 リラクセーション試験 PTI PC鋼より線と比較して、疲労性能が優れていることが認められた
コンクリートの付着強度特性 引張疲労試験 建築学会 PC鋼より線と同等なコンクリート付着強度のあることが認められた
二重防錆特性 付着強度特性 社内規格 適した設定であれば、ブラスト処理を施しても亜鉛めっき層の防錆性能は低下しないことが認められた

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塩水噴霧試験

JIS Z 2371「塩水噴霧試験方法」(噴霧塔方式)により、塩水噴霧試験を行った。

【試験条件】

  • 試験溶液:塩化ナトリウム(NaCl) pH6.5〜7.2
  • 試験時間:2000時間
2000時間試験後の表面状態
2000時間試験後の表面状態
2000時間試験後の内部状態
2000時間試験後の内部状態

【試験結果】

内部・外部ともに発錆、ふくれ、はく離なし。

乾湿繰返し試験

長期的な塩害に対する防錆性能を確認する目的で乾湿繰返し試験を行った。

【試験条件】

  • 試験溶液:塩化ナトリウム(NaCl) 3%溶液
  • 試験片:φ12.7Duc-Sをコンクリート(開口あり)に埋め込み、0.8Pyで緊張して、84サイクルの乾湿繰返し。(亜鉛めっきPC鋼より線を比較材とした)
上:亜鉛めっきPC鋼より線(母材) 下:「Duc-S」
上:亜鉛めっきPC鋼より線(母材) 下:「Duc-S」

【試験結果】

  Duc-S試験後 亜鉛めっきPC鋼より線試験後
引張荷重(kN) 191 189.5
0.2%オフセット荷重(kN) 170.9 170.8
伸び(%) 11.8 9.07

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